【社説】李在明民主党代表の2審無罪…すべての疑惑の免罪符ではない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.27 16:04
最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が昨日、公職選挙法違反事件の控訴審で無罪の宣告を受け、ひとまず被選挙権剥奪危機を免れた。昨年11月、1審裁判所は第20代大統領選挙当時に京畿道城南市(ソンナムシ)大庄洞(デジャンドン)・柏峴洞(ペクヒョンドン)疑惑に対して虚偽事実を公表した容疑で起訴された李代表に懲役1年、執行猶予2年を言い渡した。この判決が2審を経て大法院(最高裁)で確定する場合、李代表は議員職を失い、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾が認容される場合に行われる早期大統領選挙にも出馬できなかった。
しかし2審裁判所のソウル高裁刑事6-2部の判断は違った。キム・ムンギ元城南都市開発公社処長に関連した発言に対し、虚偽事実公表として処罰することはできないと判決した。1審では李代表が「キム元処長とゴルフをしていない」と述べたことは有罪、「城南市長時代にキム元処長を知らなかった」という発言は無罪だった。しかし2審は「ゴルフをしていない」という発言も嘘と解釈されないと判決したのだ。柏峴洞の敷地の用途変更が「(朴槿恵政権の)国土部の脅迫のため」という李代表の発言も「全体的に意見の表明に該当し、処罰することはできない」と判決した。