【社説】韓悳洙首相弾劾棄却、無理な政治攻勢の当然の結果
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.25 16:05
憲法裁判所が昨日、弾劾審判請求を棄却し、韓悳洙(ハン・ドクス)首相が大統領権限代行職務に復帰した。国会で最大野党「共に民主党」の主導で弾劾訴追案が可決されてから87日ぶりだ。非常戒厳宣言などと関連して尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の職務が停止した状態で、権限代行の首相まで職務停止させた民主党の行動は結果的に無理があるというのが憲法裁の判決で立証された。
憲法裁判官の多数は、韓権限代行の特検法案拒否権行使や非常戒厳宣言および内乱行為関連など民主党が提起した弾劾訴追事由の大部分に対し、憲法や法律を違反したと見ることはできないと判断した。ただ、韓権限代行が国会が推薦した憲法裁判官を任命しなかったことに対しては、多数の裁判官が憲法および法律違反に該当すると見なした。その一方で韓権限代行を罷免するほどの重大な事由に該当しないと判断し、棄却判決を下した。趙漢暢(チョ・ハンチャン)裁判官、鄭亨植(チョン・ヒョンシク)裁判官は議決定足数不足を理由に却下意見を出した。認容意見を出した裁判官は進歩性向に分類される鄭桂先(チョン・ゲソン)裁判官一人であった。