【社説】弾劾訴追8戦8敗…民主党は政治的責任を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.14 13:46
昨年12月5日に民主党が強行した崔載海(チェ・ジェヘ)監査院長、李昌洙(イ・チャンス)ソウル中央地検長、趙相元(チョ・サンウォン)中央地検第4次長、崔宰勲(チェ・ジェフン)反腐敗第2部長に対する弾劾訴追が昨日、憲法裁判所ですべて棄却された。しかも4件とも憲法裁判官8人全員一致の棄却だった。先月、憲法裁が崔院長に対する弁論をわずか1回で終結し、李地検長ら検事3人に対する弁論を2回で終えた時から、すでにこのような結果は予想可能だった。弾劾は公職者が重大な憲法や法律違反が確認される場合に限り可能だ。ところが民主党は自分たちの政治的な要求に応じなかったという理由だけで強引に容疑を作って一斉に弾劾をした。当初から憲法裁判官が見ると、数回も弁論することもなく法理上結論が明らかだったいえる。
実際、憲法裁は▼大統領室・官邸移転の監査問題▼全賢姫(チョン・ヒョンフィ)元国民権益委員長標的監査▼西海(ソヘ、黄海)公務員殺害事件、梨泰院(イテウォン)惨事、月城(ウォルソン)原発監査違法行為など民主党が崔院長弾劾訴追案に記載した内容をほとんどすべて受け入れなかった。また、金建希(キム・ゴンヒ)大統領夫人株価操作疑惑捜査と関連し、李地検長らに対する▼捜査裁量権乱用▼虚偽事実流布などの容疑もすべて排斥した。民主党は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の発足以降、計29件の弾劾訴追案を発議し、うち13件を国会で強行処理した。ところが昨日まで8件の弾劾案が次々と棄却された。法的解釈はともかく政略的意図を持って国会の多数議席の横暴を働かせたという批判を免れない。