「1万5000社のうち700社だけかろうじて生き残り」…韓国自動車部品メーカーに直撃弾
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.10 07:34
自動車メーカーの海外生産が増えるほど韓国国内の自動車部品産業が萎縮するという懸念が出ている。トリクルダウン効果が減るためだ。規模が小さい2次・3次協力会社が打撃を受けるものとみられる。
兆候はすでにあった。自動車部品業界によると、2023年の自動車輸出額は708億6400万ドルで、前年比31.1%増で過去最高値を記録したが、自動車部品輸出額は1.6%減った229億5400万ドルだった。現在の通商環境を考慮して自動車メーカーが海外生産を拡大すれば現地で部品を調達する可能性が大きくなり、韓国の部品メーカーには悪材料だ。韓国自動車部品協会政策研究所のイ・ギョンジン所長は「韓国の部品メーカー1万5000社のうち海外進出能力がある1次協力会社700社を除いた残り数千社は生産移転の衝撃にさらされている。30年にわたり自動車部品業界は自動車の善戦にともなうトリクルダウン効果で生きてきたが、これからは本当に生き残るのが難しくなる構造になりそうだ」と分析した。