【社説】むなしく終わった東海ガス田開発事業…当初から「希望拷問」ではなかったのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.07 13:53
東海(トンヘ、日本名・日本海)ガス田開発事業の今回のプロジェクトは事実上経済性がないことが明らかになった。産業通商資源部の関係者は「ボーリング作業でガスの兆候が一部あったことを確認したが、規模が意味のある水準ではない」と説明した。経済性を確保できるほどの炭化水素を確認できなかったということであり、技術的にさらに掘削する必要はなく、事実上、水の泡になったということだ。
当惑するのは、最初から油田発掘の可能性を性急に発表したという事実を政府が打ち明けた点だ。産業部の関係者は「(昨年6月の)1次発表は我々が考えられなかった政務的な影響が大きく介入する過程があった。意図していなかったが、今こういう結果が出て申し訳なく思う」と述べた。まだ「政務的な影響」の具体的な内容と経緯は明らかになっていないが、油田存在の可能性が高くなくても開発プロジェクトが進められた可能性があると解釈され、厳重な真相究明が避けられなくなった。