【韓半島平和ウォッチ】安保・経済生命線「海上輸送路守護」が足下の火=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.07 11:26
◆輸出入物量の40%、南シナ海を通過
米国は全世界海洋の統制権を確保するのに成功したことで覇権国になった。おそらくこうした基調は今後も維持されるはずで、これに則した国際秩序を構築しようとするだろう。半面、中国は「中国の夢」実現のために米国主導の海洋統制権に挑戦している。中国は南シナ海に人工島を7つも建設するなど手段と方法を問わない。中国は2020年にすでに南シナ海の統制権を確保したと主張した。南シナ海は韓国の輸出入物流量の約40%が通過するところだ。韓国の経済・安保に直結する海域ということだ。中国が南シナ海に対する韓国の動きによって西海(ソヘ、黄海)で軍事的な動きをする可能性も排除できない。筆者は海軍参謀総長と合同参謀本部議長を務めた当時、西海で中国の海上武力示威を経験した。すでに中国の海洋覇権争奪の試みが、特に台湾や南シナ海問題が他人事でなく韓国の安保に直接的な脅威になっているということだ。