【韓半島平和ウォッチ】安保・経済生命線「海上輸送路守護」が足下の火=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.07 11:25
トランプ米大統領の「米国優先主義(America First)」が現実となり、混乱が続いている。グリーンランドに続いて中東のガザ地区に影響力を拡大しようとするトランプの露骨な膨張主義に、該当地域だけでなく世界が騒々しくなっている。新孤立主義と呼ばれるトランプの政策は韓半島(朝鮮半島)の経済と安全保障にも暴風を予告している。何よりも韓国の立場では同盟を含むすべての国の「安保ただ乗り不可」が最も大きな関心事となる。
先月25日のJ・D・バンス副大統領の「貴重な米軍を惜しむべきであり、すべてのところに送ってはいけない」という発言は示唆する点が多い。ピート・ヘグセス国防長官、マイク・ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)などトランプ2期目の幹部は、在韓米軍縮小や防衛費分担金増額要求など韓国に向けた具体的な圧力計画を準備している可能性が高い。これは韓国には負担となる部分だ。また、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応した「拡大抑止戦略」の実効性低下につながり、懸念される。すべての力量を総動員した徹底的な対応が急がれる。