「生き残り危機」韓国バッテリーは技術戦争中…全固体電池韓中日三国志
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.16 10:57
電気自動車の需要停滞により危機を迎えたバッテリー業界が次世代技術開発に集中している。非常経営でコストを節約しながらも研究開発は強化する方式だ。特に業界の地図を変える「ゲームチェンジャー」である全固体電池市場の先取りをめぐり、韓中日の企業間競争が激しい。
業界によると、韓国のバッテリー3社のうちサムスンSDIは最近全固体電池の本格量産準備に乗り出した。全固体電池は液体電解質の代わりに固体電解質を使ったもので、エネルギー密度が高く、火災や爆発の危険が少ないことから「夢のバッテリー」と呼ばれる。サムスンSDIは一部装備企業などと供給契約を結んでおり、素材企業も選定中だ。量産目標は2027年だが、供給網をあらかじめ構築しておくことで規模の経済を実現し競争力を確保できるという判断だ。現在世界の自動車メーカー5社にサンプルを供給して性能評価を進めている。