「釜山映画祭開幕作、OTTはなぜいけないのか…もっとオープンになるべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.07 16:06
今月2日に開幕した第29回釜山(プサン)国際映画祭(BIFF)の最も際立った傾向は招待作品の大衆性強化だ。パク・チャヌク監督が製作・脚本に参加したNetflix(ネットフリックス)の史劇アクション『戦と乱』が世界公開(11日)を控えてOTT(オンライン動画サービス)作品として初めて開幕作に選ばれた。このほかNetflixの『地獄が呼んでいる』シーズン2、Disney+(ディズニープラス)の『江南(カンナム)Bサイド』、Apple TV+ドキュメンタリー『ヘニョ ~最後の海女たち~』などグローバルOTT公開予定作が映画祭序盤の熱気を牽引(けんいん)している。
オープンシネマ(野外上映)部門ではK-POPドキュメンタリーが初めて招待された。BTS(防弾少年団)リーダーのRMに関するドキュメンタリー『RM: Right People, Wrong Place』だ。韓国マルチプレックスシアターチェーンのCGVがグローバル配給を引き受けた。一部ではアジア新進映画の登竜門に位置づけられてきた釜山映画祭のアイデンティティが揺らぐおそれがあるという懸念の声も出ている。