주요 기사 바로가기

韓国、地球温暖化が変えた秋夕の祭壇…リンゴとブドウの代わりにアップルマンゴーとシャインマスカット

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.15 10:58
0
「もっと赤いのが必要ならアップルマンゴーはどうですか」。

9日、ソウル・可楽市場(カラクシジャン)のある青果店。店を守るキム・ヨングクさんが「アップルマンゴーもアップル、すなわちリンゴだから先祖様も理解してくれるでしょう」と冗談を言った。陳列台には真っ赤というより赤黒いアップルマンゴーが置かれていた。キムさんは「秋夕(チュソク、中秋)の祭壇に上げるために赤いリンゴを求めるお客が多いが、赤いリンゴは以前に比べ非常に減った状況」と話す。売り込みが通じたのだろうか。祭壇に上げる赤いリンゴを探していた主婦は結局アップルマンゴーを手にして店を離れた。

 
翌10日、ソウル・京東(キョンドン)市場も秋夕の客対応に忙しかった。だが市場を訪れた市民は価格が大きく上がり高級品になってしまった魚には財布を閉じて背を向けるばかりだった。イシモチを見にきたという主婦パク・ヒョンスクさんは「価格がとても上がり祭壇にはいっそタイでも上げなければならない」と言いながら引き返した。

泣き顔になったのは商人も同じことだ。ある水産物店の店主は「水温が上がって魚が獲れず価格が上がり、価格が上がるので売り上げも増えなくなっている」として首を振った。韓国農水産食品流通公社によると5日基準でイシモチ価格は前年比41.9%、干しイシモチの価格は63.5%急騰した。

地球温暖化にともなう急激な気候変動により秋夕の祭壇も大きく変わっている。真っ赤なリンゴはますます減っており、西海岸と東海岸で簡単に獲れたイシモチとスケトウダラなどはすでに高級品となった。いわゆる「紅東白西(赤い果物は東側、白い果物は西側)」と「魚東肉西(魚は東側、肉は西側)」に合わせて祭壇を調えようとする消費者も代替品目に気を使っている。陸と海の区別なく巻き起こった地球温暖化が祭壇に上がる果物と魚まで変える様相だ。

リンゴが赤くならない理由は何か。何より温暖化の影響で熱帯夜が日常になったためだ。リンゴはアントシアニン色素によって赤くなるが、この色素は摂氏25度以上では分泌が抑制される。ところがこの夏はソウルをはじめ韓国全域で歴代級の熱帯夜が猛威を振るい過去最長記録まで塗り換えた。

国立園芸特作科学院温暖化対応農業研究所のハン・ヒョンヒ研究官は「アントシアニン色素は15度の涼しい気候で活発に生成されるが、夜でも25度を超える高温が続いたためリンゴが赤く染まらずにいる。色素分泌に使われるエネルギーが呼吸に使われサイズだけ大きくなり糖度は落ちている」と話した。

温暖化が加速化し赤いリンゴを栽培できる地域も急速に減っている。農村振興庁によると、2010年には韓国の国土の68.7%に達していた赤いリンゴの栽培可能地域が2030年には24.8%に急減すると予想されている。実際に慶尚北道(キョンサンブクド)など赤いリンゴで有名だった韓国南部地方では黄色いリンゴなど気候変動に適合した新品種育成に目を向けた状況だ。

これに対しリンゴを栽培するには寒い気候とされた江原道(カンウォンド)のリンゴ栽培面積は昨年の930ヘクタールから今年は1600ヘクタールに急増した。農村振興庁は気候変動が現在の速度で進む場合、遠からず全国で江原道だけがリンゴ栽培に適合した気候帯に残ると予想している。振興庁関係者は「これまでの傾向を見れば予想したシナリオのうち最も速いスピードで進んでいる。私たちがいつも接していた赤いリンゴも思ったより早く消えるかもしれない」と話した。

「温帯果物」が消えた穴を「熱帯果物」が代替している流れも目に付く。アップルマンゴーとシャインマスカット、ドラゴンフルーツなどが代表的だ。東南アジアなど熱帯地域だけで育つとみられたアップルマンゴーはすでに済州道(チェジュド)と全羅南道霊光(チョンラナムド・ヨングァン)で、ドラゴンフルーツは慶尚北道金泉(キムチョン)と全羅北道金堤(チョンラブクド・キムジェ)などで栽培中だ。シャインマスカットはいつのまにか韓国で生産されるブドウのうち最多生産品種として定着した。さらにアップルマンゴーとシャインマスカットがリンゴとブドウの代わりに祭壇に上がることも多くなった。地球温暖化によって秋夕の祭壇まで「グローバル化」している格好だ。

韓国の温暖化の影響は海でも変わらない。国立水産科学院が測定した韓国近海の昨年の年間平均水温は19.8度で、1990年に観測を始めてから過去最高を記録した。

水温上昇が続きイシモチはすでに数年前から中国産で代替された。熱くなった韓国近海を離れ遠く北に移動したスケトウダラはいまではロシア政府から漁獲クォータの割り当てを受けて漁獲するのが実情だ。これさえも価格が上がり一部の消費者はイシモチを除いて祭壇を調えたり、タイなど過去に済州道と南部地方で主に水揚げされた魚に変えている。

リンゴの代わりにアップルマンゴー、ブドウの代わりにシャインマスカット、イシモチの代わりにタイが上がる祭壇に問題はないだろうか。これに対し成均館(ソンギュングァン)は大きく問題にする必要はないという立場だ。過去に保存や運送が難しかった時代にも各地域で取れる品目で祭壇を調えるのが通用したという。

成均館儀礼部長を務めたパン・ドンミン氏は「中国の過去の文献を見ればバナナを上げたという表現が盛大な祭事をしたという意味で使われたりもした。先祖を考えて大事な食べ物を供えたいという気持ちさえあるならば熱帯果物で祭壇を調えても問題はないだろう」と話した。

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    포토뷰어

    韓国、地球温暖化が変えた秋夕の祭壇…リンゴとブドウの代わりにアップルマンゴーとシャインマスカット

    2024.09.15 10:58
    뉴스 메뉴 보기
    秋夕の祭壇
    TOP