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落雷事故で心停止40分、奇跡の生還=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.13 11:53
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「雷に当たった前日から10日間の記憶がありません。私をあきらめずに治療してくださった教授を第2の父親だと思っています」

光州(クァンジュ)・全南(チョンナム)地域に3000回に近い落雷が観測された先月5日。光州瑞石(ソソク)高校の国語教師、キム・グァンヘンさん(29)は、昼食を食べに行く途中、落雷にあたって倒れた。キムさんはある市民の通報で近くの病院を経て全南大学病院の救急医療センターに搬送された。心停止統合治療で心臓が止まってから40分後に再び脈打った。心臓が止まり、5分が過ぎるだけでも血液と酸素供給の問題で心臓と肺はもちろん、脳にも致命的だ。

 
当日、キムさんを担当した全南大学病院救急医学科のチョ・ヨンス教授は「心停止が長時間進んだため、心臓と肺の状態が非常に良くなく、急いでECMO(人工心肺機械)を施行した」とし、「最初は生存の可能性がほとんどないと思ったが、患者が若く、わが救急室に来ただけに救いたいと思った」と振り返った。救急室を経て集中治療室に運ばれたキムさんは、3日間ECMOで集中治療を受けた。入院初日の夜が山場だったが、多臓器不全と播種性血管内凝固の症状も見えた。キムさんは危機を乗り越えた末に、入院10日で人工呼吸器まで取り外した。

キムさんが迅速に治療を受けることができたのは、この病院の救急医学科が施術から入院、管理までECMOをうまく扱うことができたおかげだ。チョ教授は「落雷患者は頻繁に見られない事例なので、診療経験が蓄積されにくい。治療が難しい方」とし「患者の生きる意志のおかげで良い結果が出たと思う」と語った。

入院して28日後に退院したキムさんは4日、この病院に発展後援金1000万ウォン(約105万円)を渡した。

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    落雷事故で心停止40分、奇跡の生還=韓国

    2024.09.13 11:53
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    落雷事故で心停止していたキム・グァンヘンさん(右)とキムさんを治療したチョ・ヨンス教授[写真 全南大学病院]
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