2052年にはさらに普遍化する「おひとりさま」、10戸に4戸は「単身世帯」に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.13 10:35
中学校教師として仕事をして引退したチョさん(78・女性)。チョさんは約20年前に夫と死別した後、一人で暮らしてきた。3年前、仁川西区(インチョン・ソグ)にあるシルバータウンに入居した。チョさんは「息子夫婦がソウルで一緒に住もうと言ってくれたが断った」とし「子女に頼って生活したくない」と話した。忠清北道提川(チュンチョンブクド・チェチョン)のある建設業者で働いているシンさん(53・女性)は「非婚」単身世帯だ。シンさんは週末になると全国各地でキャンプをすることを楽しみに生きている。シンさんは「周りでは夫や子女がいないと正常ではないとみなすので気が重い」とし「非婚中年女性の生活はそれほど易しいものではない」とした。
中央日報が10~12日にわたって報じた「大韓民国一人暮らし報告書」シリーズに登場した単身世帯の姿だ。このような一人暮らしの風景は、30年後になれば「大勢」を占めるのは確実のようだ。普遍的な世帯形態と受け止められている「子女のある夫婦」がかえって珍しくなるほどだ。統計庁が12日に発表した「将来世帯推計2022~2052年」にもこのようなトレンドが見える。今回の推計は2年前の2022年(2020~2050年)の推計よりも「世帯ダウンサイジング(縮小)」傾向が前倒しになっているのが特徴だ。