サムスンとインテルの追撃に…一歩先を行こうとするTSMC
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.22 07:02
半導体産業がこれまでとは異なる新しい形で進化している。設計、メモリー、ファウンドリー(半導体委託生産)、後工程と明確に区分されていた既存の産業秩序が崩れ、台湾TSMCや米インテルなど超大型半導体企業がこれまで見られなかった新しい戦略を持ち出し始めたのだ。サムスン、インテル、TSMCの「半導体三国志」が第2ラウンドに入ったとの分析が出ている。
ファウンドリー世界1位のTSMCは18日に4-6月期の業績を発表した。売り上げ6735億台湾ドル(約3兆2314億円)、純利益2478億台湾ドルで、前年同期と比較して売り上げは40%、純利益は36%増えた。人工知能(AI)ブームの中でアップルやエヌビディアなど主要顧客がTSMCへのチップ注文を大きく増やし事実上独走中だが、「トランプリスク」などが重なり業績発表を通じTSMC内外ではかえって危機感が感じられた。過去最高の実績を塗り替えた日、TSMCの魏哲家会長は「ファウンドリー2.0」という戦略を掲げて新市場攻略を始動した。