【コラム】日本、軍艦島を忘れれば佐渡金山はない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.12 15:44
外交は「51対49」の美学という。外交的な交渉でどちらかの一方的な譲歩は容易でなく、その後も引き続き関係を維持しなければいけない以上、真実がどうであろうと互いに「自分たちが51を得た」と主張しながら交渉の場を離れるのが成功だ。
2015年、長崎市端島(軍艦島)のユネスコ世界文化遺産登録を控えて行われた韓日間談判の裏で日本も51を得たと主張した。ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議(ICOMOS、イコモス)が軍艦島の「全体の歴史」を記録するよう勧告し、強制労役があった時期を除外しようとするやり方は失敗に終わったが、とにかく登録には成功したからだ。