佐渡金山の世界遺産登録、韓日間の外交葛藤へ
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2024.06.08 09:25
朝鮮人強制労役期間を除いて江戸時代に限定しながら推進した日本の「佐渡島の金山」世界文化遺産登録が韓日間の外交戦に飛び火する様相だ。世界遺産専門家諮問機関の国際記念物遺跡会議(IKOMOS、イコモス)が登録決定を「保留(refer)」し、「全体の歴史を扱う説明と展示設備を備えるべき」という勧告しながらだ。世界遺産登録決定を約1カ月後に控え、日本政府は7日、「韓国に丁寧に説明する」という立場を示したが、韓国政府は「全体の歴史が反映されないなら登録を阻止する」という強硬な立場で対抗している。
イコモスの「全体の歴史の反映」勧告と保留判断に対し、林芳正官房長官は7日、「日本に補足説明を求めるという点で真摯に受け止め、現地地方自治体と緊密に提携して登録実現に向かって政府が一つになって対応していく」と述べた。イコモスの判断には記載-保留(※日本は「情報照会」と翻訳)-記載延期-不記載の4つがあるが、保留判定を受けながらも本会議の世界遺産委員会で通過した前例が昨年8件あるという点を強調したのだ。