世界各地で絶えない中国スパイ疑惑(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.30 14:42
最近、米国、欧州連合(EU)加盟国のほか、米国のアジア太平洋地域の同盟国のメディアにまで「中国スパイ」というキーワードが絶えず登場している。単なる疑惑に終わるイシュー性の報道も多いが、実際にスパイ容疑が浮上して波紋を起こした事件もあった。今年上半期だけでもベルギー、オランダ、米国、英国、ドイツ、フランス、スイス、オーストラリア、フィリピンなど9カ国を超えるところで波紋が広がった。近来「中国スパイ」事件がよくメディアに登場している理由は何か。
最近世界を騒がせたのは「中国スパイ説」が浮上したフィリピン・ルソン島バンバン市の女性市長アリス・グォだ。出身背景や履歴が不明であるうえ、市長室のすぐ後ろにある中国人を主に顧客とするオンラインカジノが「ロマンス詐欺」(オンラインで異性に接近してお金をとる詐欺手法)犯罪の巣窟と確認されたからだ。