「韓国はなぜこれほど謙虚なのか」エヌビディアCEO驚かせたサムスンとSKの技術(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.14 09:59
「HBMは本当に奇跡のような技術だ。韓国企業がとても謙虚だったためかみなさんがHBMを間違って理解しているようだ」。エヌビディア創業者で最高経営責任者(CEO)のジェンスン・フアン氏は3月に開かれたエヌビディア開発者大会で韓国の記者らにこのように話した。彼が「ミラクル」に挙げたHBM、すなわち高帯域幅メモリー半導体はエヌビディアが作るグラフィック処理装置(GPU)で、核心部品の役割をするチップだ。専門家はHBMに韓国が半導体バリューチェーン最上端に上がる機会があるとみる。HBM初期開発を主導し「HBMの父」と呼ばれるKAISTのキム・ジョンホ電機電子工学部教授の諮問に基づいて、次世代HBMが半導体市場をどのように再編するのか分析した。
HBMの基本概念から掘り下げてみよう。HBMを作るには数百の高難度工程を経なければならない。499種類の工程を通過しても一度でも狂いが生じれば終わりだ。HBMが「工程の総合芸術」と呼ばれる理由だ。3つの核心キーワードだけ知ればHBM関連記事の大部分は理解できる。DRAM、TSV、ボンディングだ。