【社説】韓国総選挙で圧勝した野党、これからは国政に責任を負う姿勢見せなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.11 13:06
第21代に続き第22代国会も「共に民主党」が絶対過半議席を確保し立法府の主導権をつかんだ。民主党の大勝は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の失政にもの申したいという国民の審判欲求が原動力だ。言い換えれば民主党が圧勝を収めたのは普段の自分たちの国会活動に対する好評だったからというよりは、政権審判論にともなう反射利益を途轍もなく享受したとみるのが正確だ。そのため民主党は今回の選挙結果にとあまり浮き足立ったりうぬぼれたりしてはならない。
巨大議席には巨大な責任が伴う。民主党は立法府を名実が一致するように掌握した。そのため同時にいまは国政の大きな責任を抱え込むことになった。第22代国会で自分たちの授権能力を立証してこそ次期大統領選挙も狙うことができる。第21代国会の4年間に民主党が見せた立法独走や弾劾案乱発を第22代国会でも慣性的に繰り返す場合、国家的大混乱は自明だ。そうなると国民の審判は再び野党に向かうことになるほかない。実際に民主党は第21代総選挙で180席の議席を占めたが4年間に成し遂げた議政活動の実績が何かまったく思い出せるものがないほどだ。