国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のトーマス・バッハ会長が２０２４江原（カンウォン）冬季ユース五輪期間に選手たちが過ごす選手村を訪問した後、施設に満足感を表した。

バッハ会長は大会開幕を２日後に控えた１７日、江原道江陵原州大の寮に準備されたた江陵（カンヌン）選手村を訪れた。バッハ会長は崔鍾球（チェ・ジョング）組織委員会代表委員長と共にこの日午前１１時から２時間ほどウェイトトレーニング施設、ウェルカムセンター兼慰楽空間、寝室などを見て回った。江陵選手村は１５日に公式オープンした。

江陵原州大キャンパスを散歩していたユース五輪出場選手らはバッハ会長が登場すると一緒に記念写真を撮影するなど親近感を表した。

江原組織委は６００人を同時に収容できる選手村ダイニングホールを午前６時から午後１０時まで運営し、大会期間中に選手団が競技力を十分に発揮できるよう洋食、韓食、ハラール食、ビーガン食など約１００種類のメニューを構成した。

バッハ会長は「選手村の施設と食事に選手たちはみんな満足している」とし「参加選手が今大会を成人五輪へのステップとして希望に満ちたユース五輪の独特の雰囲気を経験することを望む」と述べた。また「６年前に開かれた平昌（ピョンチャン）五輪の競技場に立つということだけでも選手は大きな経験になる」とし「江原冬季ユース五輪を通じてアジアで冬季スポーツの底辺が広がり、未来の世代に冬季スポーツがさらに愛されることを願う」と話した。

崔鍾球代表委員長は「組織委はＩＯＣと共に過去４年間、この大会を頑張って準備してきた」とし「選手村に入った選手たちは食事に満足を表した」と明らかにした。７９カ国の五輪委員会（ＮＯＣ）から来る選手１８０３人と役員陣の計２９５０人は江陵選手村（２６００人）と旌善（チョンソン）ハイワン選手村（３５０人）を利用する。

一方、大会組織委は「今大会に出場する青少年選手にコンドームを配ることにした」と明らかにした。今大会は１９日から２月１日まで江原道江陵・平昌・旌善・横城（フェンソン）で開かれる。