「関東大地震で朝鮮人虐殺…たった100年前のことなのになぜ否定できるのか」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.31 09:58
100年前の1923年9月1日、関東地方を襲ったマグニチュード(M)7.9の大震災は10万5000人を越える犠牲者を出した。同時に、当時日本で最弱者だった朝鮮人が虐殺された「ジェノサイド(genocide)」の現場でもあった。地震後、不安が渦巻く雰囲気の中で「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」などのデマが広がり、東京・神奈川・埼玉・千葉などに住んでいた朝鮮人6000人余りがただ朝鮮の人という理由だけで命を落とした。
千葉県にある福田村でも、朝鮮人数人が自警団によって殺害された。9月6日香川県から福田村に来ていた薬売りの行商一行9人が朝鮮人に間違えられて殺される事件が起きる。村人は方言がひどくて言葉がうまく通じなかった9人を先端に金属をつけた竹槍と猟銃で攻撃した。虐殺に加担した人々は毎日畑を耕して家族と平凡な生活を営む人々だった。何が彼らを殺人鬼に急変させたのか。このような疑問から始まった映画が来月1日、日本で公開される映画『福田村事件』だ。