韓国統一部「南北連絡事務所、業務開始の通話できず…軍通信線も連絡取れず」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.08 09:03
韓国統一部が７日、南北間の公式連絡チャンネルの一つ、南北共同連絡事務所の業務開始通話が行われなかったと明らかにした。
統一部はこの日、「今日午前９時の連絡事務所間の業務開始通話は行われなかった」とし「我々の区間の通信線を点検した結果、異常はなかった。北側区間での通信線異常の可能性などを含めて状況を見守る」と説明した。
南北間の通信連絡線は南北間の業務発生時に意思疎通をするための定期的かつ公式的な連絡窓口だ。南北は平日午前９時に業務開始通話を、午後５時に締め切り通話をしている。
前日まで南北連絡事務所の通話は正常に行われたという。ただ、北側は同日、開城（ケソン）工業団地施設の無断使用を中断すべきという北朝鮮への通知文に応答しなかった。
一方、この日、西海（ソヘ）軍通信線も午前９時開始の通話が行われなかったと、軍関係者は伝えた。業務通話が行われなかったのは昨年１０月４日以来。当時は北側の技術問題で通信連絡網が正常に作動しなかった。