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<WBC>韓国、日本戦のマウンド運営、選択の幅が狭すぎた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.11 10:41
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日本はB組最強にとどまらず、今回のワールドベースボールクラシック(WBC)優勝候補の一つに挙げられる強豪チームだ。メジャーで活躍するスター選手も合流し、歴代最強メンバーを構成した。試合前から厳しい勝負が予想され、結果もその通りになった。特に今回の日本戦は李強チョル(イ・ガンチョル)韓国代表監督の悩みが如実に表れた試合だった。

日本の打線には大谷翔平、村上宗隆、吉田正尚、近藤健介、ラーズ・ヌートバーなど強力な左打者が並んだ。しかし韓国代表の左腕投手はほとんどが大会開幕前の評価試合で制球が乱れ、コンディションが良くない姿を見せた。重要な場面で相手の左打者が打席に入っても、左腕投手を投入しにくい状況が続き、良くない結果につながった。

 
さらに今回のWBCは、投手1人が打者3人以上を相手にしてこそ降板できるという規定が適用されている。打者1人だけを相手にして交代できるならコンディションが良くなくても果敢に起用できるが、必ず打者3人を相手にしなければいけない条件では、制球が乱れる場合のリスクを考慮する必要がある。結局、監督の立場では相対的に制球が良い投手か、ゲームを作れる投手を起用するしかない。

実際、この日に登板した一部の投手は制球に苦しんだが、こうした状況では捕手の梁義智(ヤン・ウィジ)もコースや誘い球を要求するのが難しくなる。ボールカウントが不利になれば真ん中のストライクを投げる。そうして試合はますます難しくなる。

結局、左腕投手が必要な時に起用できず、日本の左打者を防げなかったのが敗因だ。韓国代表の左腕投手の不調とWBC大会規定が重なり、李強チョル監督の選択肢は狭まるしかなかったようだ。点差が開いた後に登板した投手は懸念された通り四球を出し、連鎖的に崩れる姿を見ながら、こうした点が強く感じられた。

キム・テヒョン/元斗山ベアーズ監督/SBSスポーツ解説委員

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