【コラム】中国が火を付けた半導体支援、米国は電気自動車で対抗(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.13 12:01
これまで補助金は市場経済の原則に反する悪い行為と考えられてきた。国が介入して産業競争力をゆがめる不公正な行為として規制された。しかしいまや補助金はなくすべき行為ではなく、必須物資を確保するために、あるいは激しい国際競争で勝つために活用する重要な政策手段になっている。米中対立とサプライチェーン危機の中で半導体や電気自動車など先端技術製品を対象に各国の補助金競争が広がっている。
補助金競争は米国と中国が火を付けた。中国は2015年に「中国製造2025」の旗印の下、2025年までに中国の半導体需要の70%を自ら生産するという野心に満ちた計画を押し進めた。2015年から2025年までに中国政府が半導体産業に注ぎ込んだ資金は2000億ドルに達すると推定される。