中国、朴振・王毅の青島会談発表文にTHAADは入れて北朝鮮は外した
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.10 15:37
中国外交部が9日、青島で開かれた韓中外相会談発表文にTHAAD(高高度ミサイル防衛体系)は入れたが北朝鮮核問題には言及しなかった。昨年4月厦門(アモイ)で開かれた鄭義溶(チョン・ウィヨン)-王毅外相会談と12月に天津で開かれた徐薫(ソ・フン)-楊潔チ会談発表文にそれぞれ「半島(朝鮮半島)の平和安定」「対話と交渉を通した朝鮮半島(韓半島)の問題解決」を指摘していた態度とは異なる。
9日の青島会談終了後、韓中両側は結果文はどちらが先に発表するかで神経戦を繰り広げた。まず中国外交部は100分間の夕食会が終わった午後9時42分(日本時間10時42分)、王毅外交部長が拡大会談の冒頭発言で強調した「独立・自主」を前面に出した「5つの『応当』(必ずすべきこと)」をまとめた会談発表文を外交部ホームページに先に掲載した。韓国外交部が報道資料を発表した後に掲示していたこれまでの慣例とは異なる。その後10日午前0時29分(日本時間1時29分)と0時31分にそれぞれTHAADとサプライチェーン(供給網)関連の会談内容をまとめた別途の発表文を王毅部長の動静欄に相次いで掲載した。韓国は1時55分、今回の青島会談の結果をまとめたA4用紙3ページ分の報道資料を発表した。中国側の発表では抜けていた韓半島問題と「都合の良い時期に習近平主席の訪韓を期待する」という朴振長官の発言などを詳しく載せた。