【コラム】日本のことを考えるな
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.03 09:17
エビスが、キリンが、サントリーが帰ってきた。内心快哉を叫んでいるなら、あなたは日本ビールマニアである可能性が100%。いわゆる「ノージャパン」が広がって韓国のコンビニエンスストアから姿を消した日本ビールが静かに、しかし確実に帰還中だ。日本ブランドなら食べることも、飲むことも、着ることも、乗ることもしないと憤然と振り払ったのが3年前だった。昨日、帰宅の道のコンビニではある日本ビールの専用グラス贈呈販促イベントが行われていた。関税庁によると、韓国の日本ビール輸入額は「ノージャパン」の時期に90%以上急減したが、今年1-3月期の輸入額は約35億ウォン(約3億5450万円)。前年同期比22.6%増加した。数字は正直だ。
振り返ってみると、ノージャパン運動が空気が抜けた風船のようになったのはかなり以前のことだ。お金があっても情報力と行動力がなければ買えないというポケモンパンも日本キャラクターの商品だ。クレジットカード会社が5-6月に成人男女1000人を対象に実施したアンケート調査では「1年以内に海外旅行をする」という回答が59%だったが、このうち20.5%が行先地に「日本」を選んだという。実際、資本主義と自由民主主義の国である大韓民国で誰かの自由を制限する方法は通用しないのが普通だ。