「安倍元首相銃撃」 韓国の最初の反応「ノーコメント」…中国は日本語で慰労伝えた(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.09 12:36
2013年9月7日、アルゼンチンで開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会。故・安倍晋三首相は意気揚揚に笑っていた。念願だった2020年東京夏季オリンピック(五輪)の招致が決まった直後だった。IOC委員と関係者、取材陣で埋まった行事場所の隅々までを回りながら目礼をした安倍氏の表情がまだ鮮明に記憶に残っているが、安倍氏の名前の前にはもう「故」がつく。参議院選挙を控え、自民党候補の遊説を応援するために訪れた奈良県で銃撃を受けて死去した。安倍氏が倒れたのは8日午前11時30分ごろ、死亡が伝えられたのは午後5時45分ごろだ。その間、英国の権威紙エコノミストから米ニューヨークタイムズ(NYT)とワシントンポスト(WP)は「日本の最長在任元首相、銃撃受け危険な状態」という速報を出し、世界各国の首脳および政府当局者は襲撃を糾弾して安倍氏の回復を祈るメッセージを出した。一方、韓国政府はどうだったのか。
外交部関係者がこの日、担当記者に伝えた最初の公式反応は「安倍元首相の襲撃に関するメディアの報道について認知している」「日本関係当局が事実関係を把握中であるだけに、具体的な言及は控える」というものだった。急いで立場を表明するよりも状況の把握が優先だという政務的な判断をしたものと理解できるが、海外メディアはそのように受け止めなかったようだ。