「韓米通貨スワップできれば良いが…問題は可能性」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.09 07:08
昨年終了した韓米通貨スワップの復活を求める声が出ている。米国の高強度の緊縮の余波で韓米金利逆転の可能性に対する懸念とウォン安が続いてだ。政界などを中心に21日の韓米首脳会談で常時通貨スワップ開設を議題に取り上げるべきという主張まで登場したが、実現の可能性などを考えて慎重にアプローチすべきという見方もある。
通貨スワップは特定の日や期間(満期)を定め期間内にあらかじめ取り決めた為替相場に基づいてそれぞれ異なる通貨を交換する外国為替取引を意味する。本来は金融市場の派生商品のひとつだった。その後中央銀行間の通貨スワップを通じて自国に必要な時に自国通貨を相手方の中央銀行に預け、それに相応する外貨を借りて使えるようになった。「外貨マイナス通帳」といえるものだ。