2年間「家に留まる」ソウルの小学生、コロナ禍で肥満が大きく増大=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.26 11:56
ソウル小・中・高校など生徒3人に1人が過剰体重や肥満であることが分かった。特に、小学生の体重増加が目立つ。新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の影響で体育活動、外部活動量などが減り、健康に赤信号が灯っている。25日、ソウル市教育庁が公開した昨年生徒健康診断結果によると、ソウル小・中・高校生の32.1%が過剰体重や肥満ということが分かった。新型コロナ流行前である2019年(26.7%)より5%ポイント以上増えた数値だ。最近5年間、小児・青少年の肥満は着実に増える傾向だ。ところが、新型コロナの流行が本格化して以降増加傾向がさらに激しくなった。特に、小学生の過剰体重・肥満の割合は2019年24.7%から2021年32.9%に大きく増加した。2019年には小・中・高校の平均より低かったが、昨年にはむしろ平均をはるかに上回った。過去2年間、中・高校生よりさらに急速に体重が増えたわけだ。
肥満の主な原因は体育施設が運営中止となり、活動量が減少したのが挙げられる。非対面授業などで外部活動が減り、出前料理や簡便食などを多く食べるようになったのも影響を及ぼしたとみられる。