【コラム】終わらないコロナ戦争…日本の緩和戦略、韓国の退治戦略(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.13 11:35
特に小児・青少年防疫パスはさらに大きい論議の的だ。政府は未接種小児・青少年保護を名分に掲げる。だが科学的研究は別の結果を見せる。ソウル大学病院小児青少年科のチェ・ウンファ教授チームが今月初めに大韓医学会誌(JKMS)に公開した論文によると、昨年10月初めまでに報告された18歳未満の感染者3万9146人のうち重症に発展した事例は8人だった。0.02%の確率だ。7人は肥満、1人は過剰体重だった。いずれも症状発現から1~8日以内に肺炎の診断を受け症状が数日にわたり進行したが、5~32日で好転した。成人感染者の重症化率2.5%、致死率0.9%より顕著に低いリスクだ。
結局大人たちのため青少年本人には大きな利益がないワクチンを強要しているのではないかという道徳的疑問を感じさせる。疾病管理庁予防接種専門委員会諮問団でも青少年ワクチンパスの妥当性に対する異論が出たという。だが政府は説得の代わりに強迫を前面に出す。「今後オミクロン株流行が現実化する場合、青少年が震源地になるかもしれない」(10日、保健福祉部中央事故収拾本部会見)。