中国恒大の経営危機で韓国ウォンが年内最安値…1ドル=1185ウォン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.23 13:55
中国の不動産大手「恒大集団」の経営危機を受け、韓国ウォンが値下がりしている。23日午前10時30分、ソウル外国為替市場で韓国ウォンは前営業日(1ドル=1175ウォン)比10ウォン値下がりした1ドル=1185.4ウォンで取引されている。今年の最安値で、昨年9月14日(1ドル=1187.5ウォン)以来のウォン安ドル高。秋夕(チュソク、中秋)連休中だったソウル外国為替市場が再開された直後、ウォン安ドル高圧力が強まっている状況だ。
恒大集団の負債リスクが為替レートを揺るがす伏兵として登場したからだ。恒大集団はその間、事業拡張で負債が3000億ドル(約33兆円)に増え、債務不履行(デフォルト)の懸念が強まっている。22日(現地時間)のロイター通信など海外メディアによると、恒大集団は23日、深セン証券市場で取引された2025年満期債券に対する利子(約425億ウォン、約40億円)を支払うと明らかにした。