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2年前の日本報復に「外交解決」進言した参謀…文大統領「どうしたらこのようなことが」激怒

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.02 07:34
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韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、2年前に日本が韓国に対する経済報復措置を発表した当時、青瓦台(チョンワデ、大統領府)参謀陣が準備した対応メッセージの報告を受けた後、珍しく激怒していた事実が伝えられた。

青瓦台の朴洙賢(パク・スヒョン)国民疎通首席が1日にフェイスブックに掲載したものによると、2019年7月に日本が素材・部品・装備(素部装)に対する輸出規制をすると、青瓦台参謀陣は討論を何回も経た末に大統領に報告するメッセージ草案を用意した。

 
朴首席は「日本の奇襲的な輸出規制で経済危機感と反日感情が同時に高まっていた」としながら「国民的の怒りとは異なり、青瓦台と政府の意見は『外交的方法による解決』だった。仕方ないという『現実論』だったが、結局は正面対応を避ける道だった」と書いた。

朴首席は「多数の参謀意見に従って大統領にメッセージ草案が上がった」とし「参謀の意見が反映されたメッセージ草案を見た文大統領の反応は『沈黙』だった」とした。

朴首席は「文大統領を近くで補佐した参謀は大統領の沈黙は『激しい怒り』を意味することをよく知っていた」とし「いくらかの沈黙の末についに参謀は大統領に呼ばれ、緊急会議が招集された。大統領のお言葉が始まった」と伝えた。

朴首席によると、文大統領は参謀陣に「碁を打てますか。碁を打つときにここが勝負所だと思うときがあるでしょう? この問題を扱って、今が囲碁の勝負所だと思いませんでしたか。私は今が素部装の独立を成し遂げることができる勝負所だと考えてますが、どうしたらこのようなメッセージを建議できるでしょうか」と話した。

朴首席は「文大統領の普段の話法やスタイルを考えると、予想したように途方もない叱責だった」とし「『この危機を克服できなかったら、永遠に技術独立の道はない』という指導者の孤独な決断と強力な意志が参謀に伝えられた」と回顧した。

続いて「そのようにして2年前、『素部装独立運動』の方向が決定された」とし「大統領の決断と参謀のためらいの差は国民に対する信頼の有無」と付け加えた。

朴首席は「大統領も、自身の決断が韓日関係に及ぼす影響が心に引っかかったはずだ」としながら「ただし、文大統領は国民が一緒に乗り越えてくれるだろうという厚い信頼で、肩を押さえ付けられるような恐れを乗り越えたはずだ」と話した。

この日、朴首席は「素部装独立運動は成功裏に現在進行中」と評価した後、「素部装100大核心部品の対日依存度が31.4%から24.9%に低くなり、時価総額1兆ウォン以上の素部装関連の中堅・中小企業数も13社から31社へと2倍以上増えた」と説明した。

あわせて「国民と共に『素部装独立記念日』を作り出す」としながら「素部装独立運動2周年に大統領の洞察と決断、国民に対する信頼に敬意を表わす」と締めくくった。

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    2021.07.02 07:34
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    韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領。[写真 青瓦台写真記者団]
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