【時論】「集団うつ病」の韓国社会をいち早く治癒するには
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.29 10:39
韓国ではうつ病の治療を受けた人が昨年1年間で100万人を越え、3年間で2倍に増えたという衝撃的な事実が最近発表された国民健康保険資料を通じて確認された。精神疾患がある場合、病院を訪問する比率が約22%程度なので、実際には400万~500万人が憂うつ症状を示していると類推することができる。
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態で社会的関係が遮断されてすでに1年をはるかに超えた。ある研究報告によると、コロナによる外部活動の制限や社会的孤立で孤独を感じるという人が75%にもなる。コロナ事態の長期化による社会的孤立は憂うつ・怒り・不安のような否定的感情を大きくさせる。特に経済的困難はこのような症状をさらに進行させるため、コロナによって小商工人の売上が25%も減少したという統計にも注目する必要がある。