【コラム】最高権力周辺の「特別な人」を捜査するには=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.22 14:27
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の言葉のように「現職大統領も大統領の息子も全く恐れず聖域なき捜査ができる監査機関」は存在可能だろうか。文大統領は権力機関の改革を注文しながら高位公職者不正(犯罪)捜査処(公捜処)の必要性に改めて言及した。同捜査処こそが大統領を中心にした最高高位層の権力者に対する特別監査機関になると語った。大統領と大統領の親戚など特殊関係者-青瓦台(チョンワデ、大統領府)などに勤務する権力者-国会議員-判事・検事などが主な調査対象という具体的なガイドラインまでも提示した。現実とはどのような差があるだろうか。「現職大統領は内乱または外患の罪を犯した場合を除いて在職中に刑事訴追されない」という憲法上の特権を考慮すれば、一部の発言は政治的な修辞と解釈すべきだろう。では、現職大統領でないとしても、大統領周辺の「特別な人」に対する捜査はどう行われるべきだろうか。
#焉敢生心(=考えられないこと)