【社説】重なっていくだけの後進国型民生事故…早急に対策を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.06 14:32
「安全コリア」スローガンを語ることさえ恥ずかしい後進国型民生事故が相次いでいる。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が自ら「生活積弊清算」を注文したが、韓国社会は生活を脅かす各種「事故積弊」の陰から一歩も逃れられずにいる。
一昨日の夜に京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)の地下鉄3号線白石(ペクソク)駅付近の道路一帯で発生した熱輸送管破裂事故は安全不感症がもたらした民生事故の代表的事例だ。今回の事故は、先月暖房器具の過熱で7人の命を奪ったソウル鍾路区(チョンノグ)の考試院(コシウォン/受験生向けの格安宿所)火災惨事からまだ1カ月も経たたないうちに発生した。韓国地域暖房公社高陽支社が管理する850ミリの温水配管が破裂したことによって負傷した住民30人余りと夜中の熱供給が中断されて寒さに震えることになった2800世帯余りの物的・心的被害が小さくない。